閉店後のディスプレイ変更なども業務時間として認められました。

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アパレル販売員(27歳女性)

アパレル

私はアパレル関係のお店で販売員をしていました。

仕事は楽しかったのですが、拘束時間が長いので家事や育児との両立は無理だと思い、結婚を機にお店を辞めることにしました。

仕事を辞めたことを友達に話していたら、「有休を消化してから辞めたら良かったのに。」と言われました。
働いて3年になりますが有給は取ったことがなかったし、有休という制度があるかどうかも知りませんでした。

友達の言葉がきっかけでお店での労働条件について色々考えるようになりました。

そして法律事務所で働いている別の友達に相談した結果、有休は諦めて残業代を請求することになりました

就職するときの説明では、仕事は9時半出勤の21時半退社で途中1時間の休憩を2回とることになっていました。
1日10時間労働時間、シフトで週4日勤務。

しかし、「来るたびに新しい服に出会える」がお店のコンセプトなので、次々に新商品が入り半月に一度はディスプレイを変更します。
棚卸しやディスプレイの変更は21時の閉店後の作業になります。

平均1~2時間かかってしまうので21時半の定時には終わりませんでした。
またバーゲンや季節の変わり目には商品をガラリと入れ替えるので夜遅くまで作業しても終わらず、朝早く来て作業することもありました。

またお昼休憩は1時間程とっていましたが、夕方の休憩は忙しくてとれないこともよくありました。

タイムカードはなく残業代も払ってもらったことはありませんでした。

一緒にお店で働いていた同僚とは仲が良かったので事情を話して証拠集めを手伝ってもらいました。
証拠として集めたのは「シフト表」「棚卸し等作業の予定表」「売上伝票」「レジ内の計算書」です。

売上伝票やレジ内の計算書は仕事の最後に打ち出すことが多く、時刻と担当者名が出ていました。
証拠を集めてから先生と面談し残業代請求を依頼しました。

その後はほぼ法務事務所さんにおまかせでした。
内容証明を出して裁判を起こしたら、お店のオーナーから連絡が入り残業代を払うから訴えを取り下げて欲しいと言われたそうです。

私が最終的にもらった残業代は80万円です。
計算で出した残業代はもっと多かったのですが、朝の出勤や休憩なしで働いていたことの証拠がなかった為、全額はもらえませんでした。

でも金額にこだわらなかったおかげで法務事務所さんに依頼してから3ヶ月で残業代を払ってもらえました

退職後に残業代を請求する場合のデメリットとは?

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アパレルの販売員を辞めた後に同僚の協力を得て証拠を集め残業代請求をしました。訴訟提起後すぐに店のオーナーから和解の申し入れがあり残業代の一部を認めてもらった為訴えを取り下げました。

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